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吾輩は猫である。

田舎道

吾輩が青森から南を目指して南下している時の話。

吾輩は、日差しを浴びて喉が渇いていた

目がかすんで、目を拭う

何故か今まで聞こえた周囲の音が夏虫の声が急に止む。

目を開けると先ほどまでの景色とは違う場所に吾輩はいた。

吾輩「はて?ここはどこか?」

よくわからないが、喉の渇きは変わらない

水の音が聞こえる

吾輩は音が聞こえる方へ進んだ。

進んだ先には、きれいな小川

小川の周囲には蝶が沢山

吾輩は小川に手を突っ込んだ

水は冷えている

吾輩は水を抄って一舐め

吾輩「これは美味い!」

吾輩は手をついて水を飲み始めた

渇き切った喉が十分に潤った時

一羽のカラスが木の枝にやって来た

カラス「お主ここら辺では見ない顔だな」

吾輩「吾輩は旅の途中ここに立ち寄った者です。」

カラス「ほう?どこから来たのだ?」

吾輩「吾輩は青森という場所から南に南下している途中です。」

カラス「青森?そんな場所は聞いたことがない」

吾輩「?」

カラス「もしやお主、別の世界の者だな?」

吾輩「別の世界?」

カラス「ここは、よくこの世界の者ではないものがよく現れるのじゃよ」

吾輩「吾輩はどうしたら?」

カラス「元の世界に戻りたいのであれば、この先にある魔女が住む家に行くといい。」

吾輩「魔女?」

カラス「まぁ、よくわからんだろうが元の世界に戻りたいのであればそこに行くことだ。」

カラスが去った後、吾輩は森の奥へと向かった

日が暮れ当たりは薄暗い

灯りが見える

吾輩は足早にそちらへ向かった

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